2022年から4シーズンに渡ってジュニアクラスで無敗を維持し、公式戦39連勝を記録した。世界ジュニア選手権およびジュニアグランプリファイナルでの3連覇はいずれも男女シングル通して史上初、4連覇は史上最多記録。
3回転アクセルと4回転トウループの2種類の高難度ジャンプを跳ぶことができ、日本女子選手では初めて1つのプログラム内でこれら2つのジャンプを同時に成功させた。
経歴
幼少期
2008年10月30日、東京都小金井市で生まれる。名前の「麻央」は、母親がファンであった浅田真央から名付けられた。また、漢字の「麻」には「健康で元気な子に育つ」との意味が込められている。3歳年下の妹がいる。
5歳の時にムサシノFSクラブでスケートを始める。6歳から本格的に競技に取り組み始め、土日は自発的に午前4時に起床してスケートリンクに行くほど熱心に練習に取り組むようになった。また、フィギュアスケート以外にもバレエ、ピアノ、体操などの習い事を経験している。
小学4年生となる2018年、全日本ノービス選手権に初出場し、Bクラスで5位となる。小学5年生となる2019年には全日本ノービス選手権Bクラスで優勝を果たした。さらなる上達のため、2020年2月には母と妹の3人で京都へ引っ越し、木下アカデミーで濱田美栄の指導を受けるようになった。
小学6年生となる2020年には全日本ノービス選手権Aクラスで優勝、推薦出場の全日本ジュニア選手権で3位の成績を収めた。ノービスAの選手が全日本ジュニア選手権の表彰台に立つのは、安藤美姫以来20年ぶりの快挙であった。2021年3月に行われた京都府選手権では、国際スケート連盟非公認大会ながら日本女子史上初となる4回転トウループジャンプを成功させ、大きな注目を集めた。
2021–2022年シーズン、浅田真央以来となる全日本ノービス選手権Aクラス連覇を果たし、推薦出場となった全日本ジュニア選手権では自身初の優勝を果たした。中学1年生での優勝は1994年の荒川静香以来27年ぶり、ノービス推薦選手としては男女通して史上初の快挙となった。2022年3月の京都府選手権では、国際スケート連盟非公認大会ながら自身初の3回転アクセルジャンプを成功させた。
2022年6月、国際スケート連盟総会において国際大会シニアクラスの出場可能年齢の引き上げが決定。シーズンに入る7月1日時点で15歳に達していることが条件であったが、2022–2023年シーズンは従来通り、2023–2024年シーズンは16歳、2024–2025年シーズンには17歳と段階的に引き上げられることになった。島田は2025年7月1日時点ではまだ16歳であるため、目標と公言していた2026年ミラノ・コルティナオリンピックへの出場資格が失われることとなった。
ジュニア時代
2022–2023年シーズンから本格的にジュニアの国際大会に参戦した。ジュニアグランプリシリーズでは2戦とも3回転アクセルを成功させ2連勝。ジュニアグランプリファイナルでは、日本女子では2009年の村上佳菜子以来13年ぶり5人目となる優勝を果たした。2023年世界ジュニア選手権ではフリースケーティングで3回転アクセルと4回転トウループを着氷し、日本女子史上最年少となる14歳4か月での優勝を果たした。
2023–2024年シーズン、男女を通して日本勢初となるジュニアグランプリファイナル2連覇を達成した。特にフリースケーティングでは国際大会で自身初となる4回転トウループを成功させたと同時に、日本女子で初めて1つのプログラム内で3回転アクセルと4回転トウループを同時に成功させるという快挙を成し遂げた。2024年江原道ユースオリンピックでは日本女子初となる金メダルを獲得し、2024年世界ジュニア選手権では日本選手史上初となる2連覇を果たした。
2024–2025年シーズン、男女通して史上初となるジュニアグランプリファイナル3連覇および世界ジュニア選手権3連覇を達成した。特に世界ジュニア選手権ではフリースケーティングと総合得点で自己ベストを記録し、2位に40点差をつけ圧勝した。2025–2026年シーズンも連勝記録を更新し、ジュニアグランプリファイナル4連覇、世界ジュニア選手権4連覇を達成した。これにより島田はジュニア4シーズンを無敗で終え、公式戦39連勝という記録を達成した。
国内では全日本ジュニア選手権で2023年に荒川静香・安藤美姫に続く3連覇を達成し、2024年にはその記録を超え史上初となる4連覇、2025年には5連覇を達成した。シニアの全日本選手権では、2022年と2023年に3位、2024年と2025年に2位となり、4シーズン連続で表彰台に上がった。
シニア時代
2026–2027年シーズン、シニアの国際大会デビューとなるチャレンジャー・シリーズ木下グループ杯で、合計点自己ベストの231・32点を出し、優勝。
グランプリシリーズ初出場のスケートカナダのショートプログラムで自己ベストを更新する同季世界最高得点の82.11点をマークして首位に立ち、さらにフリー153.33点、合計235.44点といずれも同季世界最高得点を出して圧勝。日本選手として史上4人目となるグランプリデビュー戦での初優勝を達成した。
技術・演技
アクセルを含む全6種類の3回転ジャンプと4回転トウループを跳ぶことができる。トウループ以外の4回転ジャンプ習得にも意欲を見せており、「やるならサルコウかルッツ」と話している。3回転アクセルと4回転トウループを除くジャンプの精度が非常に高く、ジュニアクラスデビューの2022–2023年シーズンでは挑戦した78回のうち74回のジャンプを完全な形で成功させている。また、残りの4回も軽微な回転不足で、転倒は一度もなかった。2014年ソチオリンピック日本代表の村上佳菜子は島田について「全ての構成要素の質の高さが最大の武器」と評価している。
人物
憧れの選手は浅田真央。島田は浅田について「誰もが好きな癒される笑顔と、トリプルアクセルをずっと挑戦し続ける姿、バレリーナが氷上で滑っているような表現、曲に合わせたステップシークエンスが好きです」と語っている。
2021年3月に宇治市立大久保小学校を卒業。2024年3月に宇治市立広野中学校を卒業。中学卒業後は練習拠点を京都に置いた状態で中京大学附属中京高等学校通信課程に進学した。2020年から木下アカデミー所属となり、2024年7月から木下グループに変更となった。また、マネジメントは株式会社KSMが担っている。
競技成績
ISUパーソナルベストスコア
SP - ショートプログラム、FS - フリースケーティング
TSS - 部門内合計得点(total segment score)は太字
TES - 技術要素点(technical element score)、PCS - 演技構成点(program component score)
主な戦績
GP - ISUグランプリシリーズ
CS - ISUチャレンジャーシリーズ
無印 - シニアクラス
JGP - ISUジュニアグランプリシリーズ
J - ジュニアクラス
N - アドバンスドノービスクラス、A - ノービスAクラス、B - ノービスBクラス
詳細
マークが付いている大会は国際スケート連盟公認の国際大会
パーソナルベストは太字で表示
賞詞
日本オリンピック委員会
2023年度JOCスポーツ賞新人賞
2024年度JOCスポーツ賞優秀賞
行政
ユース五輪競技大会優秀者等表彰(2024年・文部科学省)
宇治市スポーツ賞栄誉賞(2025年)
国際競技大会優秀者表彰(2025年・文部科学省)
その他
ビッグスポーツ賞新人賞(2023年)、特別賞(2024年、2025年)
第8回服部真二スポーツ賞Rising Star(2025年)
上月財団 上月スポーツ賞(2023年度, 2024年度)
スポンサーシップ・サポート契約
島田 麻央 | (公財)NEXUSスポーツ振興財団 | 群馬県(第2期 2021年度)
ノエビア(2023年 - )
上月財団 「スポーツ選手支援事業」(第20回(2021年度).第21回(2022年度),第22回(2023年度).第23回(2024年度))
宗家 源吉兆庵 (2026年)
miraism (2026年)
サンリオ (2026年)
外部リンク
島田麻央 (@maoshimada1030) - Instagram
国際スケート連盟による島田麻央のバイオグラフィー(英語)
日本スケート連盟による強化選手紹介 - 島田 麻央 | 公益財団法人 日本スケート連盟
島田 麻央 | 木下スケートアカデミー
島田麻央選手 応援コンテンツ|株式会社ノエビア

